渡辺知応慶国寺の渡辺知応です。
今回の記事は「施設に入居している、または入院中のため、葬儀後に遺骨を家に持って帰れない場合、納骨をどう考えたらよいのか」についてお話しします。
葬儀が終わったあと、遺骨は自宅に安置するものだと考えられがちです。
しかし現実には、ご本人やご家族が施設に入居していたり、入院中であったりして、自宅に迎えることが難しいケースも少なくありません。
この記事では、そうした事情を前提に、無理をしない納骨の考え方を整理します。
施設入居や入院以外にも、遺骨を家に迎えられない理由はさまざまあります。状況別に整理したまとめ記事もあります。
→ 葬儀後の納骨に迷う方へ|遺骨を家に持って帰れない理由まとめ
施設入居・入院中によくある悩み
施設入居や入院中の場合、次のような悩みを抱えやすくなります。
- そもそも遺骨を置ける場所がない
- 施設や病院の規則で持ち込めない
- 外出や管理が自由にできない
- 家族に負担をかけてしまう不安がある
こうした理由から、遺骨を自宅に持って帰れないことは、決して特別なことではありません。



物理的に難しい状況を、気持ちの問題にすり替える必要はないと思っています。
「自分が元気になったら考えたい」という思い
施設入居中や入院中の方の多くが、
「退院したら」「生活が落ち着いたら」と考えています。
しかしその一方で、
- いつになるかわからない
- 家族に判断を任せきりにしてしまう
- 気持ちだけが置き去りになる
といった不安を感じることもあります。
葬儀と納骨は、状況が整ってから考えてよい
葬儀と納骨は、必ずしも続けて決めなければならないものではありません。
特に、入院中や施設入居中という生活環境では、納骨について冷静に考える余裕が持てないこともあります。
納骨を急がず、今の生活を守ることを優先する判断も、十分に尊重されるべき選択です。



今の暮らしを大切にすることが、結果的に後悔の少ない供養につながります。
自宅に迎えられない間、どのようにしている人が多いのか
実際には、施設入居や入院中の間、一定期間お寺に遺骨を預ける方もいらっしゃいます。
- 自宅以外に安置できる場所が必要
- 家族の負担を減らしたい
- 納骨先をゆっくり考えたい
この間もご供養を続けながら預かることで、
「何もできていない」という不安を感じずに過ごせる方が多く見られます。
その後に選ばれる納骨の形
時間を置いたあと、次のような形を選ばれる方がいらっしゃいます。
- 永代供養としてお寺に任せる
- 管理の負担が少ない納骨堂を選ぶ
- 家族と相談して納骨先を決める
大切なのは、生活状況に合った無理のない形を選ぶことです。
慶国寺では、施設入居や入院といった事情を踏まえながら、安心して相談できる環境を大切にしています。
まとめ|今の生活を守ることも、供養の大切な一部です
施設入居や入院中で、葬儀後に遺骨を家に持って帰れない状況は珍しいことではありません。
無理に環境を変えたり、急いで決断する必要はありません。
今の生活を守りながら、向き合えるタイミングを待つ。
その選択もまた、故人を大切に思う気持ちから生まれる供養だと私は考えています。
できることを、できる形で続けていくことが何より大切だと思っています。



生活環境の変化に加えて、気持ちや家族関係が影響していることもあります。理由を整理した記事もありますので、必要な部分だけ確認してください。
→ 葬儀後の納骨に迷う方へ|遺骨を家に持って帰れない理由まとめ
施設入居中や入院中など、
生活環境の事情ですぐに納骨先を決められない場合もあります。
そのような時に、
自宅以外の場所でご供養を続けながら考える
という方法を選ばれる方もいらっしゃいます。
詳細については、こちらに整理しています。
→ 遺骨一時預けについて
納骨の時期について不安がある方は、
「いつまでに決めなければならないのか」という点を整理した記事もあります。
→ 納骨はいつまでに決めるものか|時期や期限の考え方










